漆喰アレスシックイ Q&A
Q. 漆喰とは何ですか?
A. 漆喰とは、日本では「お城の外壁」「蔵の外壁」などに使われた白壁の素材です。古代はメソポタミア文明、古代エジプト、万里の長城にも使われてきました。漆喰は、人類とともに歩んできたと言っても過言ではありません。
Q. 漆喰とアレスシックイの違いは何ですか?
A. 漆喰は、左官という工法で、コテ・ヘラを使って仕上ます。1cm程度の厚さがつきます。アレスシックイは、「塗料」で「塗装」で行います。ローラー・刷毛を使って仕上ます。厚さは、わずか数十ミクロンです。→それだけの違いです。
Q. アレスシックイの主原料の消石灰とは何ですか?
A. 消石灰は、2億5千万年前のサンゴや貝などがもととなって生まれた石灰岩を焼成・消化したものです。消石灰には、色々な機能が含まれてます。消石灰のもつ機能が最近、お部屋の壁の素材として注目されています。
Q. 漆喰と珪藻土の違いは何ですか?
A. 漆喰には、消石灰の働きにより抗菌・抗ウイルス機能や消臭分解機能などがあります。また珪藻土はシックハウス症候群の原因物質の一つと言われるホルムアルデヒドに吸着しますが、分解ができず、漆喰はホルモース反応により無害化します。同様に二酸化炭素も珪藻土は吸着するまでですが、漆喰は硬化の過程により吸収します。
Q. 防火性能はありますか?
A. 国土交通省防火認定材料です。(NM−8572、QM−9812、RM−9361適合品)
Q. アレスシックイは安全ですか?
A. VOC(揮発性有機化合物)を一切含んでいない安心安全な自然塗料です。
Q. 壁紙の上から塗れますか?
A. 塗れます!但し防汚処理されている壁紙には塗料が付着しませんので、塗れません。確認方法としては、水性ペンが弾くかどうか確認し、弾かなければ塗装可能です。
Q. 刷毛やローラーは何でもいいですか?
A. 水性用と表示されているものをお勧めします。水性用以外の道具でも塗装はできますが、道具が固まってきて塗装できなくなる場合があります。
Q. どんな部屋でも塗れますか?
A. お家のどんなお部屋の壁でも塗れますが、お風呂場の壁には水分が多くあり油分が付着するキッチン周りの壁にはお勧めしておりません。
Q. パウチパックでどれぐらいの壁が塗れますか?
A. 下塗り(0.7L)の重量は約1kgで、1回塗りで約8㎡(タタミ5枚分程度)塗れます。上塗り(0.7L)の重量も約1kgで、2回塗りで約3㎡(タタミ2枚分程度)塗れます。
(例)一般的なトイレでイメージしますと次のようになります。上塗り3㎡の面積(1.5m×2m)となりますと、一般的なトイレ壁面の一つの壁面を塗るイメージです。
Q. 塗装する面積に対する塗料の使用量の計算はどのようにしますか?
A. 各塗料で㎡当りに塗装する量(塗付量)が設定されています。
(各塗料の㎡当りの塗付量)
1) アレスシックイシーラーネオ:0.12kg/㎡(1回塗り)
2) アレスシックイ:0.36kg/㎡(2回塗り)
(例)施工する壁面の面積が8㎡とした場合の各塗料の使用缶数
1) アレスシックイシーラーネオ:0.12kg/㎡(1回塗り)8㎡×0.12kg/㎡=0.96kg…パウチパック(1kg)1袋でOK。
2) アレスシックイ:0.36kg/㎡(2回塗り)8㎡×0.36kg/㎡=2.88kg…パウチパック(1kg)3袋が必要です。
Q. ベニヤ板に塗れますか?
A. 塗れますが、次の点にご注意ください。ベニヤ板に塗装した場合、素材に含まれているアクがにじみ出てくる可能性が考えられますので、アク止め処理をしてから塗装を行って頂いた方がキレイに仕上げて頂けます。
Q. 塗料の希釈は何ですか?
A. アレスシックイシーラーネオ及びアレスシックイは水性塗料ですので、希釈する場合は、水で希釈をして下さい。
その場合の希釈する割合は次のとおりです。
(塗料1kgに対して入れる水の量の目安)
*希釈される場合は少なめの量から混ぜ合わせてその入れる量を調整してください。
1) アレスシックイシーラーネオ:30g~100g程度
2) アレスシックイ:50g~100g程度
Q. その他注意点はありますか?
A. アレスシックイは高アルカリ性のため、取り扱い時は必ず保護具(手袋、ゴーグル等)をご使用ください。
Q. どれぐらいで乾燥しますか?
A. 塗装される際の気温、湿度、風の流れなどの条件によって変わりますが、各塗料の目安乾燥時間
1)アレスシックイシーラーネオ:塗装後2時間程度空けてください。
2)アレスシックイ:塗装後4時間程度空けて2回目を塗装してください。
*風通しを良くすると乾きが早くなります。
Q. ひび割れは発生しませんか?
A. 塗装後のひび割れの発生の心配はありません。
*石膏ボードのジョイント部分など下地が動いた場合はひび割れる事があります。
Q. 塗り残した塗料の保存方法は?
A. 残った塗料は、キャップをしっかり締めて冷暗所に保管してください。
*再度使用される場合は良く混ぜて使ってください。
*石膏ボードのジョイント部分など下地が動いた場合はひび割れる事があります。
Q. 汚れがついた時のメンテナンス方法は?
A. 日頃のお手入れは、ホコリを払う程度にして下さい。汚れが付いたときは、消しゴム等で擦って落とします。
Q. 再塗装することは可能ですか?
A. アレスシックイを塗装した面の上から、再度アレスシックイを塗装することができます。汚れの付着が酷い場合や色替などが簡単にできます。
Q. 手で触ったりした際に、手に付いたり、ボロボロと落ちてこないですか?
A. 今まで大勢の方にご使用頂いておりますが、そのような苦情はありませんので、気兼ねなくご使用ください。